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平成23年4月度レポート (2011/05)


営業部 原 琢

 3月11日に起こった東日本大震災により、東北と関東は多大なる被害を受けました。
 
ニュースでは連日、その被害についての映像が流れていますが、マンションについてはあまり報道されていません。

 高層住宅管理業協会の調査によると、東北6県で同協会の会員会社がマンションの管理を受託しているマンションのうち、建物の全壊や建て替えが必要な「大破」はゼロで、構造体の補強や修理が必要な「中破」は1.6%、構造耐力に支障はないが補修工事が必要な「小破」は17.2%、外見上ほとんど損傷がない「軽微」が62.4%、「被害無し」が18.8%でした。

 一部では、仙台のマンションも大きな被害を受けたという報道があったようですが、これは公営住宅や公団マンションであったり、もともと賃貸用のマンションであり、管理会社が管理しているマンションではないようです。

 数値をみると、高層住宅管理業協会が管理しているマンションは、震度6~7では倒壊も大破もせず、被害を最小限に抑えることが証明されます。

 ただ、1995年に起こった「阪神・淡路大震災」は直下型地震で最大震度7を記録しましたが、5261棟の内82棟が大破し、倒壊したマンションも少なくなかったようです。

 よって、地震の性質や揺れ方によって状況は変わってくるのでしょうが、管理会社がきちんと管理している分譲マンションは、基本的には地震に強いといえると思います。