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「空き家」の問題(12/7)


営業部 原 琢

 最近、全国的に「空き家」の問題が増えているようです。
 平成20年のデータでは、全国で平均約13%の空き家があると報告されています。
 そのデータが最新のものになるので、5年経った現在はさらに増えていると考えられます。

 空き家が荒れてくることは様々な弊害を生み出します。
 例えば野良猫や野良犬が住み着いて臭いのもとになったり、害虫が発生することもあります。
また、放火や不審者の侵入等、人的な災害も考えられ、隣家や近くの住民にとっては脅威となることでしょう。

 空家の原因としては、子供が同居しなくなったり、相続がうまくいかなかったりといった場合が多いですが、いろいろな要因や権利関係が絡み合って、なかなか問題は解決しません。

 最近では過疎化が進む地方の街だけではなく、都会の高級住宅地でも空き家の問題はでてきており、これからますます増加していくと考えられます。

 対処としては、地元の役所にある建築指導課に相談にいくのが一般的なようです。
空き家といえども私的財産なので、役所側でも簡単に入る事はできませんが、周辺の住民の安全に関わる問題となれば、その名目で動くこともあります。

 一度空き家になると、簡単には問題は解決しませんので、普段から自己の貴重な財産であることを認識し、自分に何かあった場合にどうするか考えることがこれから空き家を減らす唯一の方法といえるでしょう。