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火災保険について(2/8)


営業部 尾元 隆博

 昨年の10月、あるマンションの上階から下階に水漏れが同時に3部屋あり、当社の関係ある所有者がその内2部屋該当しました。

 去年の12月に1部屋、今年の1月に1部屋が賠償金などの折り合いがつきました。時間がかかった理由としては、何が原因でどの保険会社が該当などと全てが別々だったからです。

 マンション全体に火災保険を加入していますが、共用部分だけとなりますが個人賠償責任保険も加入しているケースがありますのでその保険の該当ができるできないもあります。

 当社は、主に分譲マンションの取引・管理をしておりあまりトラブルありませんが、築年数相応の劣化事故・原因不明の事故・貰い事故などがあり、原因を特定するのに時間が掛かったり、該当するヶ所が火災保険で対応可能かも調べてみないと分からない状況です。

 火災保険の加入は、室内の専有部分の所有者と入居者、共用部分・マンション全体・管理組合など複雑になります。

 原因ヶ所が、室内の専有部分か共用部分かがはっきり分かれば対応も早いのですが、不明な場合は共用部分・マンション全体・管理組合とみなして対応の工事を進めることになります。

 マンションの規約・法律・不動産の知識・経験から判断が必要な事が結構ありますので、殆んどマンションの事を知らない方には分かりずらい事がたくさんあるようです。
 マンション管理会社の担当者でも分かりずらいようです。
 そうなると、信頼できる不動産会社・管理会社に賃貸・売買・管理などを任せないと、不動産投資・所有・管理が1人では戸数を増やすと大変で難しくなり、適切なアドバイスが必要となります。

 適切な火災保険の内容をお伝えして、未加入の方は加入をお薦め致します。予防することで被害を軽減できます。