マンション投資の鉄人

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第八の鉄人

実録体験談-私のマンション投資歴(4)

東京都目黒区T.S 元公務員

早いもので、前回の寄稿より、はや十年以上も経ってしまいました!この間、多くの鉄人の
方々が、とても為になる実用性の高い寄稿をなされていらっしゃいますので、文を書くより恥を
かく方が得意(?)な私は、とても出る幕ではないと思っておりました。

ところがアパマンさんには、「第八の鉄人はその後どうなったのか?」等の問い合わせが少な
からずあったとのこと。
北海道出身の女が岡山、東京と居を移すも、、、持ち物件は水浸し、ヤクザ占拠、とくれば次は
どんな災難かと気になってらっしゃったのでしょうか(笑)?。

そこで、ためになるお話は他の本当の鉄人様のを読んで頂く事にして、私の回は、コアな読者の
方への御一興としてお目汚しお許し下さいませ。
さて、水浸しの件でお付き合いの始まった入居者の医大受験生ですが、やはり今でもお中元
お歳暮が届きます。そしていよいよ来年、ご長男が医者を目指して上京してくるとのこと!親子
2代にわたって不動産のお世話をさせて頂く事になるのでしょうか。楽しみです。

ヤクザ占拠の教訓からは、得られたものが多く、以降は一切トラブルがありません。
不動産とは関係ありませんがバブルの頃に一度、上野のサパークラブ(バニーガルのいる高級
会員制レストラン!)にて、隣の給仕をしていたウェイトレスのミスで私の服に水が掛かった事が
ありました。隣のテーブルの紳士は責任を感じたらしく、「後できちんとクリーニング代をお送り
させて頂きますので、お名刺を頂けますか?」と言って下さり私は『すぐに乾く程度なのに!
ラッキー!』と内心喜んでおりました。

ところがこのクラブに連れて来てくれた同席の知人は「いえいえお互い様ですから。」と実に
スムーズにその場を納めてしまったのです。そして後でその知人からは、こう諭されました。
「こういう席では紳士に見えてもヤクザ関係の者が少なくないんですよ。一旦住所を教えると、
最初は紳士的に来るが、ジワジワと貴女の生活圏に入り込んでくる。お嬢さんに付きまとい
何かあっては大変でしょう。」と。なるほど大都会は注意して生活しないと恐ろしい所だ、と
実感いたしました。