Q&A

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マンションの建替えに関して

マンションは一戸建てと異なり、区分所有であり、立替には区分所有および議決権の5分の4以上の賛成が必要です。実際には所有者の年齢、収入、資産状況、考え方の相違もあってほとんど困難です。最悪ゴーストタウンとなる可能性もあるかも知れず、その場合高利回り物件で早期回収が良いかもしれません。本来政策的に建坪率、容積率緩和、余剰分売却による建設費充当、融資緩和等の対策が望まれますが、国は頼りになりません。裏返せば民間デベロッパー等による建替え再開発プロジェクト推進により資産再生へとビジネスチャンスかも知れません。 アパマンプラザさんいかがですか?

K.T. さん / 東京都杉並区

K.T.様 勉強されてますね。たしかに分譲マンションの建替えは、問題が多いので困難な事でしょう。 現在1000万人以上の国民がマンション(分譲マンション)に居住しており、今後その数はさらに増えつづけるようです。マンションの管理が適性に行われない状況を放置すると、マンション居住者の生活の安定を損なうのみならず、マンションを含めた周辺地域の住環境にも支障をきたすことになります。そこで平成12年12月にマンション管理適正化法ができました。2つの国家資格(マンション管理士・管理業務主任者)を作り管理会社も完全登録制にしました。今後マンション管理適正化法によりマンションの維持管理が今までと変わって、スラム化・ゴースト化が少なからず解消されることでしょう。多少浸透するまでに時間がかかるかも知れませんがマンションに対する国民の考え方意識も変わります。

山崎 勇司 / マンション管理士