部屋探し体験談

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札幌賃貸マンション独り暮らしの部屋探し体験談

北海道大学 A.M.

 僕は今年の春に北海道大学に入学しました。家族も、自分さえもまさか北大に入れるとは夢にも思っていなかったため、引越しはてんやわんやの大騒ぎでした。

 
部屋探しについては、親は「金がかかるからアンタ一人で行って決めてらっしゃい」と言ってついてこなかった為、自分で決めるハメになりました。(「決めてらっしゃい」って言ったって…)正直、不安でした。18年の人生の中で初めての北海道。本州とは生活スタイルが全く違うということは百も承知でした。家族の中にも北海道で生活していた人間は無く、ぶっつけ本番の部屋探しになりました。今考えると、親がついて来なかったのは逆に良かったのかもしれないと思います。確かに「家賃は5万円以内」等条件は突き付けてきましたが。


 
とりあえず僕が部屋を決めるにあたって考えていた事は①ベランダが欲しい、②大学に近いほうがいい、③風呂とトイレは別々がいい、④洗濯機を置きたい、⑤近所のスーパーがあって欲しい、⑥南向きの部屋がいい、⑦暖房があるとうれしい等でした。結局、③と⑥以外は希望通りだったのでまあまあの部屋が見つかったのではと思っています。


 
特に、実際に生活し始めると、大学に近い事はとても重要だと感じています。そもそも僕はすぐに妥協してしまう人間なので何かと授業に遅刻したりサボったりが多いです。家が近くなかったら今の倍はサボっていたに違いないと思っています。今住んでいる部屋は、和室・キッチン・ユニットバスで家賃4万円ちょっとという、一人で暮らすには十分な部屋です。僕も満足しています。


 
しかし、どうしても気に入らない事が一つだけあります。それは風呂がとても狭いことです。やっぱり、もうちょっと探して、風呂とトイレが別々の部屋にすれば良かったと思う事もしばしばです。今の部屋に望むものはほとんどありません。友人の家へ行くと、僕の部屋より広くてキレイな事がよくありますが、キレイだと家賃が高いし、広いと掃除が面倒だと思ってしまいます。なんだかんだ言っても、僕には今のようなこじんまりとした部屋がお似合いのようです。


 ユニットバス以外には何の不便も感じません。冬は暖かいし、窓とドアを開ければ風通しもすばらしい。友人が遊びに来ても堂々と「わが城です」と自慢できる部屋です。在学中に引越しをする人もいるそうですが、僕は引っ越す気はありません。どうせどこに住んでも不便な事は出てくるのですから。逆に何一つ不便が無かったら住んでる気がしないんじゃないだろうかと思います。「不便」が自分の部屋の「特徴」なのだと思います。